新型コロナウイルス危機の最中に2,100万台が売れたニンテンドースイッチ
モトリーフール米国本社、2020年5月7日投稿記事より
新型コロナウイルスに伴う外出自粛を受け、発売から3年以上が経つ任天堂(OTC:NTDOY)のゲーム機「ニンテンドースイッチ」の需要が高まっています。
2020年3月期の年間販売台数は予想の1,800万台を大幅に上回り、前年比24%増の2,100万台に達しました(2019年3月期は1,695万台)。
需要を支えているのは新作ソフト「あつまれ どうぶつの森」で、同ソフトは3月20日の発売から既に1,340万本が売れています(執筆時点)。
2020年3月期のデジタル売上高は同71.8%増となり、ソフトウェア売上高の34%を占めました。4
スイッチシリーズ(ニンテンドースイッチおよびニンテンドースイッチライト)は2017年3月の発売からこれまでに累計5,570万台を出荷しています。
とはいえ、同社も新型コロナウイルスの影響と無縁ではありません。
決算発表の中で同社は、生産や出荷の問題は回復し始めている一方で、一部の部品は依然として調達に遅れが生じていることを認めました。
ウイルスの感染拡大が長期化または深刻化すれば、製品の販売や研究・開発に影響が及ぶ可能性もあります。
同社は今年度のスイッチの販売台数を1,900万台と予想しています。
目標を達成できなければ、スイッチのピークは過ぎたと言えるかもしれません。